突然頭部に円形の脱毛部位が生じることが多く、眉毛やヒゲの部部にも生じることがあります。
自覚症状はなく、また、前駆症状(前触れとなる症状)もありません。
多くは直径2~3㎝の円形で通常は単発性ですが多発する場合もあります。
まれに進行する場合があり、頭部全体に及ぶ全頭脱毛やまつ毛・体毛まで全身脱毛に発展することがあります。
免疫をつかさどるリンパ球(白血球の一種)が攻撃することが原因です。
発祥する原因は多くの場合は不明ですが、ストレス、神経障害、自己免疫疾患が原因で起こることもあります。
原因検索のため採血をおこないます。発毛が再び認められるのに数ヶ月を要し、髪の毛が伸びる速さにもよりますが、1年~数年治療に要する場合があります。
リンパ球を抑えるためのステロイド薬や、血流をよくする外用剤を処方します。
洗髪については特に制限はありませんが、カラーリング剤やパーマに関しては当院の指示に従ってください。
A:治療期間には個人差がありますが、1年~数年で改善します。
A:週1回程度の頻度の照射が有効です。