しみもあざも、メラニンの色素が原因となります。そのメラニンのある場所によってしみと呼ばれるか、あざと呼ばれるかに分かれ、皮膚の深い部分にできたメラニンが青色っぽく見え青あざになります。
青あざは医学的には太田母斑・異所性蒙古斑・もしくはADMに大別され、当院のレーザー治療はどのあざに対しても効果が期待できます。当院は小さいお子さまも積極的に治療を行います。( 保険適応あり )
新生児の腰やおしりにみられる生まれつきの青色のあざです。黄色人種では乳幼児のほぼ100%に認められます。通常12歳前後で消失するため、経過観察します。ただ、おしりや腰以外(顔面や四肢など)に生じたものは異所性蒙古斑と呼ばれ、自然には消退しづらいものです。整容的な側面から早期のレーザー治療(生後35日以降)を推奨しています。(保険適応あり)
主におでこ、目の周辺に生じる青いあざで、眼球(白い部分)にも症状がでることがあります。黄色人種の思春期女子に好発します。レーザー療法が有効です(保険適応)
思春期から40代くらいの女性に多く認められ、肝斑との鑑別を必要とします。レーザー療法が有効です(保険適応外)
多くは幼児期までに発症し、四肢や頭に好発します。長い年月を経て悪性化する恐れがあるため、手術が必要です。
主に血管によるあざですので、色素レーザーの治療が可能です。生まれたときからある赤あざや高齢になって生じる赤あざもあり、診断により治療法が異なります。
生まれたとき、成長の過程で出来る茶色いあざです。様々な茶色いあざがありますので診察して診断を確定いたします。
異所性蒙古斑・太田母斑・ADMともにQスイッチアレキサンドライトレーザーを用いて治療します。高出力のレーザー光線を短い間隔で照射することで、青あざの原因となるメラニンの色素をを選択的に破壊していきます。細かくなったメラニン色素を免疫が貪食し徐々に色素が除去されていきます。
医師があざの状態を判別し、青あざかどうか診断します。
レーザー治療の内容・効果・アフターケアについてご説明します。
麻酔用テープを患部に貼ります。
患部にレーザー治療を照射します。
※輪ゴムではじかれるような痛みを感じます。なるべく痛みの軽減に努めます。
施術後は照射部位を冷やし、その後軟膏・テープによる保護を行います。
7日程度で再受診してください。
保険適応の場合は面積にもよりますが約7,000~8,000円程度(3割負担)です。
A:症状によって異なりますが、1回~数回で症状はかなり改善が認められます。
保険適応場合、3~4ヶ月ごとにレーザーを照射します。
A:局所麻酔薬(クリームやテープ)を使用して行いますので、痛みは輪ゴムで軽く弾かれる程度です。