肌のメラニンと呼ばれる色素が抜けてしまうことで、白色い斑点が浮き出てしまう疾患です。大きさや形はまちまちで、通常の肌との境界がはっきりしています。
子供からお年寄りまで年齢にかかわらず見られます。白斑は他人にうつるものでもなく、健康上の悪影響を与える病気ではありません。しかし目立つ場所にできてしまい、心理的なストレスを抱える方や、時間が経つと徐々に白斑の部分が大きくなる方もおり、治療を希望する方が多い疾患といえます。
先天性ではメラニン遺伝子の変異・欠失などが原因と言われています。一方、後天性では自己免疫疾患、薬剤性、感染症(梅毒など)、酸化ストレスなどが原因と言われています。
白斑の大きさや形などから、尋常性白斑は3つのタイプに分類されています。
光線療法の第一選択であり、ステロイドの外用療法と併用することもあります。当院では基本的には併用療法を行っており、ステロイド外用薬を患部に塗布し、ステロイド外用薬で反応が乏しい部分に光線を照射していきます。
当院では光線療法にナローバンドUVBを使用しています。
紫外線の(免疫の働きを調節する作用)を利用した治療であり、紫外線を発生させるランプで直接皮膚に照射していく治療になります。
中波長紫外線領域に含まれる311~312ナノメートルの紫外線を出す機器を使用しています。
保険で治療が可能です。お悩みの方は一度当院までご相談ください。
薬物治療ではステロイド外用薬を治療をしていきます。
漫然と使用していると毛細血管拡張、皮膚萎縮、にきびなどの副作用が起きるため、
数カ月使用しても効果の見られない時は中止します。
A:患部が温かくなる程度で痛みは感じません。
A:小さいもの(5cm四方)は施術時間は10~15秒程度で終了いたします。
A:週1〜3回、6ヶ月まであるいは60回照射可能ですが、
実際は2週間に1回の頻度で通院されることが多いです。