皮膚の中に生じた角質が充実した袋を粉瘤(ふんりゅう)と言います。
通常、痛みはありませんが、細菌が侵入して炎症を起こすと赤く腫れあがり、痛みを伴います。
身体のどこにでもできますが、耳や背中、おしりにできることが多く、夏場に症状が起こりやすいです。
粉瘤は良性のものであり、悪化(ガン化)することはほぼありません。
・日常生活にも支障のある痛みの場合は、局所麻酔をして患部に数センチ切開し、
中に溜まっている膿を出すことで、痛みが軽減し症状は改善していきます。
日帰りでできる小手術です。
・炎症を抑えるための抗生物質の飲み薬、塗り薬を使用します。
・1週間前後で腫れは引いてくることが多いですが、症状の改善が乏しい場合は切開を行います。
・抗生物質は医師の指示どおり内服しましょう。
・患部は毎日洗って、塗り薬を使用してくいださい。
・手でいじると悪化するので必要以上に触らないようにしましょう。
A:皮膚の表面の清潔不潔等、何かに起因して出来るわけではありません。
A:垢が皮膚の下の袋に溜まることが原因の為、薬で袋がなくなることはありません。
その為、麻酔を用いて摘出する手術が必要です。
A:粉瘤ができやすい体質があります。その為再発することがあります。